A6063S-T5:
代表的な押出用合金。押出性にすぐれ、複雑な断面形状の型材が得られ、耐食性、表面処理も良好。主な用途として、建材・家具・日用品・配管その他一般用・・・等
A1100P-H14
純度99.0%以上のアルミニウム。耐食性、熱や電気伝導性、溶接性、加工性がよい。主な用途として、壁用役物、カーテンウォールパネル、各種タンク、家庭用品・・・等
アシスト用語辞典
エラストマー
一般にゴム類のような弾性の顕著な高分子材料をいい、これに対しプラスチックのことを対比上プラストマー(plastomer)ということもある。
押出し
加熱したビレット(主に円柱形の鋳塊)をコンテナという筒の中に入れ、出口に求める形状に加工された金型(ダイス)を置き、圧力をかけて押し出す加工をいい(前方押出し、後方押出しがある)、通常押出性をよくするために熱間押出しである。アルミニウムや銅、黄銅などの非鉄金属の棒、管、異形材の製造に利用される。建材用として主に使用される63S型材はその代表的なものである。
押出し成型
プラスチック成形材料を押出し機の中で加熱・可塑化させ流動状態にし、型から押出して成形する方法。
クリア
耐候性を増す目的で真鍮は磨き仕上げ・アルミはアルマイトの上に施される透明な塗装。
硬質・軟質プラスチック
プラスチックを柔軟の程度により分類する方法として、曲げ弾性率が定常状態で7,000Kg/㎠以上のものを硬質プラスチック、700Kg/㎠以下のものを軟質プラスチック、その中間のものを半硬質プラスチックと呼ぶ場合がある。この分類法によれば、一般の熱硬化性樹脂の他スチロール樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレンなども硬質プラスチックであり、半硬質プラスチックにはポリエチレン、四フッ化エチレン樹脂など、軟質プラスチックには軟質塩化ビニル樹脂などが属する。
縞板
「チェッカープレート」ともいう。板の片面に凸模様のすべり止めをつけた板で、縞溝のある圧延ロールで圧延する。ちなみに板厚は凸部ではなく平面部の厚みをいう。
樹脂
ABS:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂。通称ABS樹脂。特徴は、成形収縮率が小さく、バランスがとれている。またメッキ性が良い。 主な用途として、自動車・家庭電化製品・日用品など射出成形品。
EP:エポキシ樹脂。特長は、成形収縮率が小さく、機械性にすぐれ常温で固化することができる。主な用途として、接着剤・塗料・釣竿・コネクターカバー等。
PA6:ポリアミド6。通称6ナイロン。特長は、耐油性・耐熱性がすぐれており摩擦係数が小さく、摩耗に強いが、吸水性があるため、寸法変化・性質変化がおこりやすい。6ナイロンは押出成形・66ナイロンは射出成形が多い。 主な用途として、電気部品・機械部品・自動車部品などでギア・プーリー・シャフト・ボビン・ファン・ケースなど・合成繊維
PE:ポリエチレン。特長は、安価で低温に強く、吸水性がなく耐薬品性に優れる。主な用途として、包装用フィルム・ラミネート・玩具・日用品など
PET:ポリエチレンテレフタレート。特長は、強靭で耐熱性に優れ、無毒で吸水も少ないが、熱水とアルカリに弱い。主な用途として、ペットボトル・録音テープ・家電機器部品
PP:ポリプロピレン。特長は、安価で表面光沢が良く、薄膜状態に強いが低温に弱い。主な用途として、家庭用台所用品・フィルム・容器
PVC:ポリ塩化ビニル。特長は、安価で耐候性に優れるが、射出成形が難しい。主な用途として、農業用フィルム・パイプ・ホース・電線被膜
SI:シリコーン樹脂。特長は、耐熱性に優れており、耐油・耐水・耐候性も良い。主な用途として、ゴムボール・ポット部品・シール材・コンデンサー
真鍮
銅と亜鉛との合金。黄色で、展性・延性に富むので細線・板・箔とする。また浸食されにくいので、機械・器具の部品に用い、流動性に富むので精密な鋳物用となる。
黄銅1種:銅(Cu)70:亜鉛(Zn)30 展延性・絞り加工性(深い)・メッキ性良い 主な用途として、自動車ラジエター、カメラ等
黄銅2種:銅(Cu)65:亜鉛(Zn)35 冷間鍛造性・絞り加工性(浅い)良い 主な用途として、ばね、機械部品等
黄銅3種:銅(Cu)60:亜鉛(Zn)40 強度強く展延性が良い 主な用途として、建材等
真鍮製品について
銅と亜鉛の合金。性質は、やわらかい・弾力がある・傷つきやすい・変色(くすみ)しやすい、というものになります。変色(くすみ)は、主に空気による酸化と思われ、湿気も関係してきます。そのため、日常のお手入れが必要です。
<真鍮製品のお手入れ方法>
1,金属クリーナー等を乾いた布に付け、金材を軽くこする。
2,乾いた布で拭き取る
※水拭きはくれぐれもしないでください。
ステンレス
SUS304(18.8cr):
磁性なし。耐食耐候性にすぐれた特性を有しています。18cr-8Niの代表鋼種。炭素が少なく、耐食性・溶接性良好です。主な用途として、建材・食品設備・車両工業等
SUSXM7:
磁性なし。耐食耐候性にすぐれた特性を有しています。SUS304にCuを添加して冷間加工性の向上を図った鋼種です。主な用途として、建材・食品設備・車両工業等
SUS430(18cr):
磁性あり。内装用としては腐食の心配はないが屋外の使用には問題がある。18crの代表鋼種。冷間加工性・耐食性がよい。主な用途として、建材・厨房器具・一般家庭用キッチン等
ステンレスのサビについて
ステンレスのサビは、ほとんどの場合、使われる環境や塩分、鉄粉、その他の異物の付着により、サビを防ぐ働きをする表面のごく薄い不動態皮膜が破壊され、その再生が妨げられた時に発生する「もらいさび」です。従って、これらの異物を長期間放置せず、定期的にから拭き等をして、できるだけ早めに除去することが大切です。
ダイカスト
圧力を加えた熔湯を金型に注入して成形する代表的な鋳造法である。寸法精度がよく、鋳造肌も機械仕上げと同程度に上がり、量産に適している。比較的融点の低い、亜鉛合金、アルミニウム合金、黄銅などの鋳造に使われる。
引抜き
あらかじめ求める形状に加工された金型(ダイス)に通し、引き抜くことを引抜き加工という。丸棒、平棒、管などの製造法であり、特に高精度の製品が得られる。通常、冷間で引き抜くため加工硬化を伴う。
比重
密度ともいう。20℃、1㎤の水の重さ1gに対して同温、同体積の物質の重さの比を示す。アルミ=2.7 ステンレス=7.93 真鍮=8.43
表面仕上げ
#400番研磨:磨きに近い光沢 主な用途:建材、厨房用品
#600番研磨:高度の反射率をもつ準鏡面仕上げ(研磨目あり) 主な用途:建材、装飾用
ヘアーライン仕上げ:長く連続した研磨目をもった仕上げ 主な用途:建材の最も一般的な仕上げ
粉体塗装
静電発生機で帯電させた粉体塗料を、静電引力で材料に付着させ、焼付炉で加熱、溶融、硬化して、皮膜を形成する塗装方法。
B2アルマイト
アルマイト膜厚:6ミクロンの意
鍍金(めっき)
金属の代表的表面処理で、鉄、非鉄全般に広く使われている。加工物をめっき液中で陰極とし電解して、表面に金属膜を析出させる電気めっき、金属塩水溶液中の金属イオンを還元剤に用いて加工物表面に還元析出する無電解めっき、溶融した金属中加工物を浸漬し、その表面に金属を凝固・被覆させる溶融めっきがある。めっきの目的は、美観上、耐食性、耐摩耗性の改善などである。クロムめっき、ニッケルめっきが代表である。
焼入れ
一旦、加熱、保持したものを急冷するもので、常温の水や60℃~80℃の油で冷やすことが多い。刃や刃物の焼入れはよく知られているように、硬度、耐摩耗性を得ることができるが、反面もろくなったり、残留応力が生じ、条件によっては地割れ、焼曲がりが発生する。アルミニウムの熱処理合金では「溶体化処理」がこの焼入れにあたる。
リベット
金属板をつなぎ合わせるために使う鋲のこと。