アシステップ取付要領

埋め込み工法

左官仕上げ工程での取り付け

  • 1.取り付ける長さ(幅)は通常階段の全幅とする。(両サイド・片サイドに隙間をあけて取り付ける場合もある。)
  • 2.アンカー付きアシステップを埋め込んで取り付ける工法は、アンカーを電気溶接かリベットを用いてアシステップに取り付ける。
  • 3.アシステップの裏面とアシステップの取り付け位置にモルタルを充分につめる。その際、アンカー取り付け部分のみモルタルをつめた場合は、はずれる原因にもなります。
  • 4.アシステップに少し力を加えるようにしてモルタルを覆いかぶさるように踏み面のモルタルを仕上げる。
  • 5.モルタルの仕上がりには踏み面・蹴上げ面とも仕上げ床材の寸法(厚み)を考慮して、平滑に仕上げる。(凹凸や不陸があるとアシステッ プと床材との納まりが悪くなります。
  • 6.施工完了後モルタルが完全に硬化するまでは養生をし、階段の歩行を禁止する。(約24時間以上)
  • 7.タイヤ入りアシステップの場合は 6. のモルタルが完全に硬化した後、アシステップの溝を掃除してタイヤを充填する。

接着剤+プラグ木ネジ止めまたはノープラグビス併用施工

モルタル仕上げ下地への取り付け

  • 1.モルタル下地に接着剤のみで直貼りする工法もあるが、最近では木ネジ・プラグ等または、ノープラグビスを用いて接着剤と併用する工法が基本となる。
  • 2.取り付ける長さ(幅)は通常階段の全幅とする。(両サイド・片サイドに隙間をあけて取り付ける場合もある。)
  • 3.アシステップを階段取り付け位置にセットし下穴を垂直にあける。プラグ使用の場合は、下穴にプラグを入れる。
    (取り付けピッチ両端100mm以内 中間約300~400mmピッチ)
  • 4.接着剤の効果をより強くするためアシステップの接着面のほこりや油分等は充分に除去する。
  • 5.接着剤を塗りアシステップを取り付け面に圧着し、木ネジまたはノープラグビスで止める。(接着剤は全面塗布ではあるが、量は多くならないように適量とする!)
  • 6.タイヤ入りアシステップの場合はビス止め(固定)した後タイヤを入れる。
  • 7.接着剤が硬化するまでの間通行を制限し、アシステップを踏まないようにする。(約24時間)
    ※下地に直接アシステップを取り付けすることを基本とします。

施工手順

ノンスリップ タイヤなし

ノンスリップ タイヤ付

接着剤+タッピング止めまたはリベット止め併用施工

鉄板下地への取り付け

  • 1.鉄板厚を考慮してタッピング止めにするか、リベット止めにするかは協議をして決定する。
  • 2.取り付ける長さ(幅)は通常階段の全幅とする。(両サイド・片サイドに隙間をあけて取り付ける場合もある。)
  • 3.アシステップを階段取り付け位置にセットし下穴を垂直にあける。(鉄工ドリルビットが焼けるのを防ぐため油を付けながら作業する。)
    ・タッピング止めの場合、タッピングビスのサイズに合った下穴をあける。
    ・リベット止めの場合、リベットのサイズに合った下穴をあける。
    < 注意!>鉄工ドリルで穴をあけた際、切り粉が下段に落ちたり、左右に飛び散らないようにする。(切り粉の付着した部分から短時間で腐食(錆)する原因となります。)
  • 4.接着剤の効果をより強くするためアシステップの接着面のほこりや油分等は充分に除去する。
  • 5.接着剤を塗りアシステップを取り付け面に圧着しタッピングビスやリベットで止める。(接着剤は全面塗布ではあるが量は多くならないように適量とする!)
  • 6.タイヤ付きアシステップの場合はタッピング・リベット止めの後タイヤを充填する。
  • 7.接着剤が硬化するまでの間通行を制限し、アシステップを踏まないようにする。(約24時間)
    ※下地に直接アシステップを取り付けすることを基本とします。

施工手順

ノンスリップ タイヤなし

ノンスリップ タイヤ付